糖尿病になるとこれは食べてはいけない、あれもだめと
思っていらっしゃる方が多い。
伝える側はわかりやすく、受け取る側も繰返しの聞取りで、
日頃の食生活に正しく取り入れていただけると嬉しく思う。
ご飯は食べすぎると血糖値を上げたり、余分なエネルギーが
皮下脂肪に変わるので適量にしてくださいね。
⇒ご飯を食べると太るんだ。血糖値を上げるそうだから
食べるのやめよう。
これでは低血糖をおこしやすくなり、返って負担をかける。
甘いお菓子や生フルーツを多く食べると糖尿病になると
思っている方も多い。そうではない。
三大栄養素の炭水化物(ご飯、パン、麺)、たんぱく質
(肉、魚、卵、豆腐)、脂質(サラダ油、マヨネーズ)と、
野菜をバランス良く摂り、かつ生活活動に合った量を
食べ続けることで予防、改善できる。
ダブル炭水化物のラーメン&チャーハン、
たんぱく質オーバーの酢豚定食&ぎょうざ6個は
アンバランス。
栄養バランスが崩れたり、全体の食事量が活動量より多いのが
続くと糖尿病になりやすい。
組合せとバランスで、美味しくて腹八分を満たせる糖尿病食となる。
1日1,600kcal、1回約550kcalになるようなお刺身定食を
ご紹介しようと思う。
お刺身はエネルギー低めの赤身のまぐろと、多めのぶりを
組合わせてみた。
大切な生活するエネルギー源となるご飯は150g、
副菜は旬の大根、整腸作用のあるこんにゃく、風邪や
インフルエンザを予防するベータカロテン多めの人参の炒め煮、
ありありの野菜の味噌汁、今回は茄子に。

フルーツは1日1単位、すなわち80kcalは食べられる。
オレンジくし型6個切りの1個の可食部は20g。
オレンジの1単位は200gなので、5個の100gの0.5単位にした。
▼ トマトサラダにはマヨネーズとフレンチドレッシングを
混ぜて美味しくカロリーダウン。

▼ こんにゃくは手でちぎって、少なめの醤油でも味がしみるように。

エネルギー 550kcal
たんぱく質 27.1g
塩分 2.0g
糖尿病食事療法の目的は、三大合併症の目の網膜症、
糖尿病性腎症、神経症を起こさないことである。
食材と調理法を上手に組み合わせて、美味しくて
血糖コントロールを良好に保てるお食事づくりで、
いつまもで今の生活を送っていただきたいと願う🍀
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