先日、友人よりベトナムの調味料をいただいた♪
日本語はひと文字も無い本格派。
教えていただいた翻訳アプリで原材料名などの読解もたのしめた。
お料理する前に、どんな味わいかと塩分量を知るためにそのままいただく。
人工透析クリニックでも、お初の調味料は舌に味わいと塩分量を
たたき込んでからメニューづくりに進んだ。
体感無くして患者様にご満足いただけるメニューづくりはあり得ない。
サテトムもフィッシュソースもぎっしりと魚介類の旨味がつまっている。
先に旨味が広がり、後からガツッと辛味がくる。
この旨辛は色んなお料理に使えそう!
水餃子のたれ、鶏肉と豆腐を入れたスープ、空心菜の炒め物、etc‥
まずは定番の揚げ春巻を透析患者様も安心して召し上がれるように
栄養成分調整をしてみよう。
透析食は食材と調味料の計量が必須。計量することで吐き気やだるさなどの
尿毒症を抑えて快適に過ごすことが出来る。
=材料 1人分=
ライスペーパー 2枚
豚挽肉 20g
乾燥春雨 2g
乾燥木耳 小1個
人参 20g
長ねぎ青み 10g
卵 5g
にんにく 2g
塩 0.1g
ホワイトペッパー お好み
揚げ油
たれ
サテトム 5g(小さじ1杯)
フィッシュソース(ナンプラー) 1g
水 15g
砂糖 1g
長ねぎ青み 3g
つけ合わせ
トマト 10g
パクチー 8g
カシューナッツ 2g
松の実 2g
オリーブオイル 4g
昆布醤油 3g
砂糖 1g
=作り方=
1,具の材料を切る。
春雨、木耳・・お湯でもどしてみじん切り。
人参、長ねぎ、にんにく・・荒みじん切り
2,豚挽肉のねばりが出るまで1と和える。
塩、ホワイトペッパーを入れる。
3,ライスペーパーが入る大きさのフライパンで、ぬるま湯をわかす。
4,ライスペーパーを1枚、20秒ほどお湯につけて引きあげる。
1個巻きあがる度に1枚ずつお湯に漬ける。
5,具は50グラムずつ計量してライスペーパーに包む。
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦ ライスペーパーがつかないように間隔をあける
6,春巻が半分かぶるぐらいの油の量で揚げる。
豚挽に火が入るよう中弱火でじっくりと。
7,トマトはさいの目切り、パクチーは粗みじん切り。
8,オリーブオイル、昆布醤油、砂糖を混ぜて7を和える。
9,揚げた春巻を半分に切って盛りつけ、たれとつけ合わせを添える。
パクチーに粗みじんカシューナッツと松の実をトッピングしたら出来上がり。
ライスペーパーの春巻は、春巻の皮と違ってカリもちっの食感を楽しめる。
エネルギー 380kcal
たんぱく質 7.9g
カリウム 約210mg*
リン 約80mg*
*サテトム、フィッシュソースがわからないため
塩分相当量 1.0g
揚げ物は高エネルギーで透析患者様向きである。
たんぱく源の豚挽肉は適量に、塩分の多いサテトムとフィッシュソースの分量を
気をつければ透析患者様も各国料理を楽しめる。
また、ベトナムで透析を受けている方にもぜひ正しい透析食を
知っていただき、より長くお変わりなくお過ごしいただきたいと思う。
食で伝えられる愛がある。
多くの方々を癒せ、救える食もある。
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