12年ひと巡りと言うが、ご縁も不思議なもので、その頃のご縁が
巡り戻ってきた。
以前人工透析食を作らせていただいていた透析クリニックさまの
患者さまと奥さまとご縁があった。初対面ではあったが、
共通の医師、管理栄養士さまを通じて一気に長年のおつき合いとなる。
訪問させていただくと、ほわっといい香りがただよい、
奥さまがパタパタとお食事の支度をされていた。
「もうすぐ主人が透析から戻るので、夕食はこの時間なんです。
少し召し上がってみてください。」巻きすで手巻きされて縞模様入りの卵焼き。
おだし多めで美味しいばかりでなくふんわりしている。
お酢と塩加減が絶妙なピクルスの盛り合わせ、お野菜ごろごろの豚汁。
「ほうれん草だけだとカリウムが高いので、色んなものを入れてます。」
手元に持って見るとしらす、くだきアーモンド、味つけクルトン、茹でたこ、etc
さらに鰆焼とご飯をつけておられた。これ全て日常のお話。
E.Kさまはわっしゃわっしゃとあっという間に完食された。お幸せ..
ネガティブな薄味ではない。旨みのきいたやさしい味わいだ。
透析を受けていても食習慣始め生活習慣が良いと、
健康な方と同じように透析中日(月曜コースの方は火木土日)は
旅行にいったり充実した生活が送れる。
ご夫婦であちらこちら散策して写真をとっては、他の透析患者さまがたのために
月1の会報誌を書かれている。「主人は理数系、わたしは文系」と笑ってらっしゃったが、
それぞれの得意分野の合わせ技だ。
ずっとずっと今のお幸せがつづくことでしょう🍀
*イニシャルでの記事・写真公開のご承認をいただいています
Yorumlar